家庭でできる食品ロス削減術5選:もったいないを減らしてSDGsに貢献しよう

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家庭でできる食品ロス削減術5選:もったいないを減らしてSDGsに貢献しよう

なぜ食品ロス削減が重要なのか?

今日は、私たちの日常生活で簡単に取り組める、とても重要なテーマ「食品ロスの削減」についてです。

食品ロスとは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことを指します。日本では年間約600万トンの食品ロスが発生しており、これは世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた食料援助量(約420万トン)を大きく上回っています[1]。

食品ロスを減らすことは、SDGs(持続可能な開発目標)の目標12「つくる責任 つかう責任」に直接貢献します。また、食品の生産や廃棄に関わる環境負荷を減らすことで、気候変動対策にもつながります。

では、家庭でできる具体的な食品ロス削減方法を5つ紹介しましょう。

1. 買い物前に冷蔵庫をチェック

最も簡単で効果的な方法は、買い物に行く前に冷蔵庫の中身をチェックすることです。

  • 在庫を確認し、必要なものだけをリストアップする
  • 特売に惑わされず、本当に必要な量だけ購入する
  • 賞味期限が近い食品を優先的に使う計画を立てる

これだけで、不要な購入を避け、食品ロスを大幅に減らすことができます。

2. 保存方法を工夫する

正しい保存方法を知ることで、食品の寿命を延ばすことができます。

  • 野菜や果物は適切な温度と湿度で保存
  • 乾物や調味料は湿気を避けて保存
  • 開封後の食品は密閉容器に入れて保存

3. 計画的な調理と適量調理

週間の食事計画を立てることで、食材を無駄なく使い切ることができます。

  • 週末にまとめて下準備をする「作り置き」の活用
  • 冷凍保存可能な料理を作り、適量ずつ解凍して食べる
  • 「もったいないレシピ」を活用し、余った食材や食べ残しを使い切る

4. 賞味期限と消費期限を正しく理解する

多くの人が賞味期限と消費期限を混同しています。正しく理解することで、安全に食品を消費し、不要な廃棄を減らせます。

  • 賞味期限:おいしく食べられる期限(期限を少し過ぎても食べられる可能性が高い)
  • 消費期限:安全に食べられる期限(この日までに食べ切るべき)

五感を使って食品の状態を確認し、賞味期限が少し過ぎても安全に食べられるものは活用しましょう。

5. コンポストで生ごみを再利用

どうしても発生してしまう野菜くずなどは、コンポスト(堆肥化)で再利用できます。
オーストラリアではミミズのコンポストなんていうのもあるんですよ!!

  • ベランダや庭で簡単にできる家庭用コンポストの設置
  • 生ごみから作った堆肥で家庭菜園を楽しむ
  • 地域のコミュニティガーデンへの参加や堆肥の寄付

コンポストは食品廃棄物を減らすだけでなく、土壌改良や植物の栄養にもなり、循環型の生活スタイルを実現できます。

まとめ:小さな行動が大きな変化を生む

ここで紹介した5つの方法は、どれも特別な技術や大きな投資を必要としません。日々の小さな心がけで、私たちは食品ロスを大幅に削減し、持続可能な社会の実現に貢献できるのです。

あなたならどの方法から始めますか?今日から、できることから少しずつ始めてみましょう。地球にやさしい生活は、あなたの台所から始まります✨

Juane*

参考文献

[1] 農林水産省. (2021). 食品ロス量(平成30年度推計値).