始まりの日

2023年2月23日
この日、初めてJUNと握手をした日

ずっと金魚写真家「いわさきじゅん」のファンの一人だった私。
洗練されたかっこいい写真なのに
どことなく優しさを感じる彼の写真。

毎日、何かしらのオンライン上で
長い時間を共有する友人でもあった彼。
知識の深さ、継続する力、いつも他者に対して丁寧に接する姿勢。

私は、彼の写真だけではなく
彼の人間性に惹かれて、尊敬していた。
（あ。今もだよ。）

そんな彼に、勇気を出して
「一緒に作品展してみない？」っと言ってから１ヶ月後。

この日、私は東京のど真ん中で
彼の目を見て、もう一度
「一緒に組んでほしい」っと伝えた。

緊張と不安と喜びと。。。
自分の感情もよく分からなくなってしまった私。
止まらない涙と鼻水をズルズルさせながら
「お願いします」っと手を差し出した。。。

「私は誰か個人と組むことはしない。
　だけど、今回は面白そうだと思わせてくれた。
　厳しいことも言うこともあると思うし、
　手抜きもしない。
　私と組むということは大変なことだと思う。
　それでも良い？」

すごく簡潔に言うとそんな話をしてくれて
大きな手でぎゅっと握手をしてくれて
泣いている私の頭をグシャグシャっと撫でてくれた。。。

その後のことはもうよく覚えてなくて、
涙を堪えながら、自転車で消えていくJUNを見送って
そのまま、空を見上げて写真をパチリ。

スマホの画面に映る空を見ながら
この空の下を「初心に戻る場所」にしようって決めた。

緊張と喜悦、決意と感謝。。。
その全てを見ていてくれたこの名前の分からない木の下が
私のスタートライン。

Juane

　
　