小倉城天守閣:三度目の個展、五感で浸る「幻想的な金魚の世界」






小倉城天守閣:三度目の個展、五感で浸る「幻想的な金魚の世界」(2024.5.14 - 5.19)
2024年5月、福岡県の小倉城天守閣で三度目となる個展を開催しました。今回は、空間そのものをひとつの作品として体験していただく、新しい演出に挑みました。
泳ぎだす私たちの作品と、水槽の中の体験
今回の大きな試みは、視覚だけでなく、聴覚や会場の空気感すべてをデザインしたことです。 会場内には大きな布を垂らし、そこに私たちの作品を元に制作したオリジナルの動画をプロジェクターで投影しました。空調の風を受けてゆらゆらとたなびく布は、まるで本物の金魚のひれが水中で揺れているかのようで、映し出された私たちの作品に新しい命を吹き込んでくれました。
包み込むような環境音楽が流れる中、来場された方々からは「まるで自分たちが水槽の中にいるみたい」という声をたくさんいただきました。私たちが作り上げた幻想的な世界に、皆さんが心地よく浸ってくださる姿を見て、空間そのものを作品にする手応えを強く感じました。
描画を重ねた新作「金魚グラフィティー」
今回の個展では、Jun(岩崎)の金魚写真に私が描画を施した、新作6点の「金魚グラフィティー」をお披露目しました。 写真の上に幻想的な色彩を重ねていく作業は、金魚が見ている夢を形にするような、とても自由で楽しい時間でした。以前はJunの完成された写真に手を入れることに躊躇もありましたが、今は二人の感性が重なり、写真という枠を超えた深い奥行きが生まれることを誇りに思っています。
お客様と共に完成させるアート
私たちが大切にしている「お客様が写真を撮ることで完成する」というコンセプト。 風に揺れる布や幻想的な音楽に包まれながら、皆さんが自分だけの「最高の一枚」を切り取ってくださることで、作品に最後のピースがはまったような、そんな感覚を覚えました。
三度目の小倉城。それは、私たちにとって「写真」と「映像」と「音楽」が一つに溶け合い、Jun*Juaneの新しい地平が見えた、大切な一週間となりました。