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No.052026.01.19

目的地は、いつも表現の先にある

自作のキャンピングカーが愛車です。

Juane * です。こんにちは。

「いつもどこかに旅をしてるの?」

そう言われるたびに、私は返答に困ります。

福岡、横浜。

2つの拠点を行き来しながら、Junさんの拠点である東京にも立ち寄り・・・その間を移動する暮らしは、私にとっての日常で、旅という感覚はありません。

でも、それ以外の場所へ車を走らせる時・・・

それは、旅?なのかもしれません。

金魚をテーマに描くなら、全国にある金魚の産地へ。

龍を描いてと言われれば、龍神様を訪ねる旅へ。

金箔を使いたいというイメージが湧けば、伝統を守る工房へ。

そんな車旅は、私には観光とは少し違っていて・・・

作品の純度を高めるための、純粋なフィールドワークなのです。

職人さんの指先の動きをじっと見つめたり、龍神様が鎮まる森の冷ややかな空気を肌で感じたり・・・

現地へ足を運び、その場の「呼吸」を直接受け取ることで、私の中に眠っていたイメージが湧いてくるし、想いも深まったりします。

そして、旅先でどうしようもなく心が震える瞬間に出会うと、私は衝動的にスマホを手に取ります。

「今ね、すごい場所見つけたの!」

静かな夜の駐車場、自作のキャンピングカーの中から打つメッセージ。

今日見た職人さんの手の動き、龍神様の気配がした森の湿度。

写真や動画でシェア。

「それ、次の作品のあの部分に使えるんじゃない?」

Junさんのその一言で、私の中で渦巻いていた漠然としたイメージが、カチッと音を立てて「作品の種」に変わる。

一人で見ていた景色が、二人で共有する「表現の設計図」に変わる瞬間です。

一人でハンドルを握り、鼻歌を歌いながら走る時間。

それは、自分という「半分」を、 Jun * Juane という「一つ」の表現に昇華させるための、大切な仕込みの時間。

旅先で手に入れた一欠片のインスピレーションを持ち帰り、それを二人で揉み、悩み、ぶつけ合う。

そうして泥臭いプロセスを経てようやく形になった作品には、ただ机の上で考えただけでは決して辿り着けない「命の温度」が宿ると信じています。

目的地にたどり着くことがゴールではなく、そこから何を持ち帰り、どう表現に変えていくか。

私の旅は、いつも表現のその先へと続いています。

Juane *