キラキラ — 命が放つプリズム。内側から溢れる「希望」の輝き。
「キラキラ」。これほど直球で、かつ人々の心を一瞬で明るくする名前があるでしょうか。初めてその姿を目にした時、水の中に散りばめられたダイヤモンドが、意志を持って泳いでいるような錯覚を覚えました。Juane * です。こんにちは。
今日は、新しい時代の金魚が纏う、眩いばかりの「光の造形」についてお話しします。
伝統の先に咲いた、光の結晶
「キラキラ」は、オーロラを生み出した川原伸之氏が、さらにその先にある「輝き」を求めて交配を重ねた末に誕生しました。江戸錦や朱文金の血を引き継ぎながら、これまでの金魚にはなかった、金属的な強い光沢(メタリック)と透明感が見事に共存しています。それは、長い歴史を持つ金魚という文化が、現代の感性と出会って新しく生まれ変わった姿。伝統という土壌から、ひときわ明るい花が咲いたような、そんな瑞々しい生命力を感じさせます。
鱗一枚一枚が、光を奏でる
キラキラの美しさは、なんといってもその「反射」にあります。 光を遮る普通の鱗と、光を透かす透明な鱗。これらが複雑に、かつ絶妙なバランスで配置されることで、金魚が動くたびに、体表で光が乱反射し、虹色のような輝きを放ちます。
光を味方につけて、自らを輝かせる。 その姿は、水槽という小さな宇宙の中で、自らの存在を誇らしく肯定しているように見えます。一瞬ごとに表情を変えるその光の揺らぎは、観る側の心にも「明日はきっと明るい」という微かな希望を灯してくれるようです。
誰もが持っている「内なる光」
キラキラを見つめていると、他者と比べるのではなく、自分自身が持っている独自の資質を最大限に活かし、今の場所で精一杯輝くことの大切さを感じます。キラキラの鱗は、たとえ水が濁っていても、わずかな光さえあればそれを捉えて輝きに変えます。私たちも同じように、どんな状況にあっても、自分の中にある「キラキラしたもの」を見失わず、自分らしくあり続けること。その大切さを、この小さな命は体現してくれているのかもしれません。
レンズに映る、一瞬の閃光
金魚の美しさは、静止画では語り尽くせません。特にこの「キラキラ」は、動きの中でこそその真価を発揮します。私たちJun * Juaneも、その一瞬の閃光を逃さず、命が放つ最高の輝きを記録していきたい。 水の中に宿る、眩いばかりの希望の光。どう表現すれば良いのか模索中です。
品種の作出 : 埼玉県の水産研究家、故・川原伸之氏によって、オーロラと柳出目金(ヤナギデメキン)などを交配して作出されました。比較的新しい品種であり、その名の通り「キラキラ」と輝く個体を選抜して固定化したものです。
輝きの物理的要因 : 魚類の鱗の輝きは、皮下にある「虹胞(こうほう)」または「ロイコフォア」と呼ばれる色素細胞によるものです。キラキラの場合、透明鱗(グアニン層がない鱗)と普通鱗(反射層がある鱗)が混在する「モザイク透明鱗」の性質を強く持ちながら、反射層が極めて強く発達しているため、独特の多角的な反射が生まれます。
形態的特徴 : 一般的に琉金に似た丸みのある体型をしていますが、尾ひれは長く、四ツ尾であることが多いです。この長いひれが動くことで、光の反射面が絶えず変化し、視覚的な「キラキラ感」を強調しています。





